菌類の仲間である茸は、野菜とも山菜とも異なる独自の位置付けながら、昔から和食には欠かせない食品でした。山の中で簡単に手に入り、栽培も容易なため、現代でも安価に手に入る味覚・栄養源として定番になっています。
野生のものは毒きのこに注意が必要ですが、一般的にスーパーで売られている種類は、抗菌作用など体にいい成分もたくさん含まれていて、手軽に料理に活用できます。
目次
青物野菜ときのことの相性は抜群です。しめじは控えめな香りと味がどんな具材とも合い、引き立てます。
油との相性も良いですが、茹でてさっぱりと和えた小鉢も絶品です。
材料 (2人分)
ほうれん草 1束
しめじ 半株
醤油濃い口 大さじ2
砂糖 大さじ1
からし(チューブ) 小さじ1
味の素(無くても可) 適量
炒りゴマ 適量
かつお節 適量
作り方
1.ほうれん草は茎の部分をよく水洗いして四等分位にカットしておきます。
2.お鍋にお湯を沸騰させ、しめじを3分程湯掻きます。その後ほうれん草を入れ1分程湯掻きます。
3.ざるにあげ軽く水洗いして、ほうれん草をよく絞ります。
4.合わせタレを作ります。醤油、砂糖、辛し味の素を入れよく混ぜ合わせます。
5.よく絞ったほうれん草に合わせたタレを入れ混ぜ合わせます。
6.炒りゴマを適量入れ更に混ぜ合わせます。
7.器に盛り付け、鰹節を適量で完成です。
マヨネーズは大正時代に日本産のものが初めて発売された、日本では歴史の浅い調味料ですが、様々な料理の味を深める魅力的な味は、和食の進化にも大きな影響を与えてきました。
白和えを現代風にアレンジした、新しい小鉢の一品をご紹介します。
材料
木綿豆腐 半丁
キュウリ 1本
シメジ 1パック
マヨネーズ 大さじ2
出し汁(めんつゆでも可) 1/2カップ
塩 少々
作り方
1.木綿豆腐を水切りします。
2.シメジを湯がき、ザルにあげます。
3.2を20分ほど出汁に浸します(めんつゆでも可)
4.キュウリを切って塩をし、時間をおいて水気を絞ります。
5.3をザルにあげておきます。
6.水切りした木綿豆腐、絞ったキュウリ、水切りしたシメジ、マヨネーズをいれて和えます。
7.ゴマをちらして出来上がり。
なめ茸は、エノキダケを砂糖や醤油で煮詰めてとろみを出して作った佃煮です。さらに粘りのあるオクラと一緒に和えることで、食感も楽しくお腹に優しい、疲れも吹き飛ぶ一品に変身します。
材料(2人分)
オクラ 2本
なめ茸 50g
だし醤油 小さじ1
わさび 少々
1.オクラをさっと茹でて輪切りにします。
2.手順1に、なめ茸とだし醤油を絡めます。
3.わさびをトッピングして完成です。
きのこは焼くことで香りと味が増し、食欲をそそる絶品料理になります。さっぱりした大根おろしと醤油で和えて食べると、酒の肴にもピッタリの小鉢のできあがりです。好みのきのこを組み合わせて楽しめます。
材料(2人分)
好みのきのこ 200g
すだち 1個
大根 2~3cm
しょうゆ 適量
作り方
1.すだちは適当な大きさに切ります。
2.大根はすりおろしてざるにあげ、自然に水気を切っておきます。
3.きのこは焼き網(またはグリルなど)にのせ、こんがりと焼き目がつくまで焼きます。
4.3のきのこが焼けたら食べやすい大きさに手でさき、器に大根おろしと一緒に盛り、すだちを添えます。
5.しょうゆ適量をかけていただきます。