葉物野菜は種類が豊富で、一年を通して手に入ることからも和食には欠かせない食材として扱われてきました。火の通りが早く、短時間で手軽に調理できるため、ちょっと一品欲しいという時にも簡単に用意できる小鉢料理として、現代でも人気です。
小鉢にちょうど良い、葉物料理のレシピをご紹介します。
目次
ほうれん草は鉄分が豊富で、女性に好まれる葉物野菜です。品種改良されたものの中には生で食べられるものもありますが、基本は茹でる、炒めるなどの調理をして食べます。少し苦味や渋味を感じる場合もあるので、味が濃いめの食材や調味料を合わせることで美味しく食べられます。
野菜だけでなく、ちくわやかまぼこなどを一緒に和えても美味しいです。
材料(2人分)
茹でたほうれん草 60~70g
茹でたもやし 1/5袋分
海苔の佃煮 小さじ2
ポン酢 小さじ1/2
ゴマ油 小さじ1/2
作り方
1.ボウルに海苔の佃煮、ポン酢、ごま油を入れて混ぜておきます。
2.水気を絞ったほうれん草ともやしを入れて、よく和えます。
小松菜は別名「冬菜」とも呼ばれ、白菜などと一緒に冬の旬野菜に挙げられています。ほうれん草などと一緒に並んで売られている、見た目もよく似た野菜ですが、苦味が少なくあっさりした料理に合わせやすいのが特徴です。
日本料理特有の、だしの味が効いた料理への活用が多く、薄味の小鉢などに重宝されます。
材料
小松菜 3株
油揚げ 1枚
豆腐 150g
白だし 大さじ1.5
すりごま 大さじ1
ごま油 小さじ2
塩昆布 4g
いりごま 少々
1.小松菜は沸騰した湯で45秒程茹で、水に取り冷ました後手で絞り、5cm長さにカットします。
2.油揚げは縦に半分にした後、3mmの短冊切りにします。トースタートレイにアルミホイルを敷き、そこに油揚げを広げて入れて、美味しそうな焦げ目がつく程度にトースターで焼きます。
3.ボウルに豆腐、白だし、すりごま、ごま油、塩昆布を入れて豆腐をつぶしながら混ぜます。
4.3のボウルに小松菜、油揚げを入れて混ぜ合わせます。器に盛りつけ、いりごまをふりかけて完成です。
オクラの粘りは、葉物に絡んで喉越しの良い食べ物に変えてくれます。白だしとの相性も抜群で、醤油などをかけるとさらに味が良くなります。葉物は何でも組み合わせ自由なので、手軽に手に入るものを色々とあわせてみると、料理の幅が広がります。
材料(二人分)
オクラ 好きなだけ
葉物 好きなだけ
白だし 大さじ2~
砂糖 大さじ1~
塩(茹で用) ひとつまみ~
作り方
1.オクラ、葉物は塩を入れ茹でます。水に晒しザルにあげ、手で水気をとります。
2.水気を切った葉物はざく切り。オクラはヘタを切り落として斜めに切りにします。
3.ボールに白だし、砂糖を入れ、そこにカットした葉物とオクラを入れ混ぜ合わせて完成です。
しらすとおかかは、あっさりした食材に混ぜると良く合います。さっと茹でた 葉物野菜とも相性抜群。手軽に上質な一品を作ることができます。
材料(2〜3人分)
ほうれん草or小松菜or青梗菜 1袋
しらす 適量
鰹節 適量
味ぽんorポン酢 適量
1.葉物をサッと茹でます。茹でたら水分をきって切ります。
2.しらすと鰹節を1に入れます。鰹節は花かつおでも大丈夫です。手でちぎったり握ると細かくなります。
3.味ぽんを好みで適量いれて混ぜたらできあがりです。
今回は和食の定番の煮物を美味しくアレンジした和食レシピについてご紹介します。煮物にも様々なアレンジ方法があるので、和食のレパートリーを更に増やして下さい。
今回ご紹介するレシピはこちら茄子の煮物とトマトのオリーブオイルがけになります。オリーブオイルを出汁が染み込んだ茄子にひとかけするとワンランク上の美味しさ仕上がります。あまり和食にはオリーブオイルは使用しないと思いますが、美味しく仕上がりますのでぜひ一度試して見て下さい。
材料
茄子2本これの本数は、茄子の大きさや太さによって調整して頂いて構いません。トマト1個、茗荷1〜2個、水150cc、料理酢大さじ1、だしの素小さじ1、薄口醤油小さじ1〜1と1/2、味の素のオリーブオイルエクストラバージン大さじ2、レモン汁小さじ1〜大さじ1、塩少々、荒挽きブラックペッパー適量です。
作り方
まず茄子は洗ってヘタを切り落としていきます。
そして皮を剥き縦に薄切りにしていきましょう。
そうして切り終えたら、水に晒してアクを抜きます。
味の素オリーブオイルエクストラバージンと調味料を合わせておいて味を馴染ませておきます。
熱したフライパンには油を引かずにそのまま茄子を焼いていきます。
焼き具合は、両面焼き目が付くまで焼きます。
両面焼き目が付いたら水、料理酒、だしの素、薄口醤油を入れます。
沸騰したら火を弱めて2分位煮ていきましょう。
煮終わったら、火を消して蓋をして冷まして味を染み込ませていきます。
次に、茗荷は洗って一番外側の汚れている皮を剥きます。
皮を剥いたら根元を切り落として半分に切り、千切りにして水に晒します。
トマトは洗ってヘタをくり抜き皮を剥いた後に、さいの目か薄切りなどお好みのを切り方で切りましょう。
茄子が冷めたら蓋で押さえながら汁気を切ります。
そしたら茄子を巻いていって、薔薇の様に巻いていきます。
そうして茄子の周りにトマトを置きます。
置いた茄子の上に水気を切った茗荷を乗せていきます。
この時冷蔵庫で冷やしておいて冷製にしても美味しくなります。
そうして合わせておいた味の素のオリーブオイルエクストラバージンをトマトと茄子の上に回しかけたら完成になります。
こちらのレシピのポイントは、お好みで鰹節をトッピングしたり、トマトでは無く、ほうれん草や菜の花などの葉物や、他の野菜を合わせても美味しく仕上がります。
茄子は最初に両面焼く事で煮崩れを防ぎます。その上芳ばしさもプラスしますので更に美味しくなります。
使用するトマトが完熟の場合は種を取った方が水っぽくならないです。
いかがでしょうか?今回は和食の定番の煮物をアレンジした和食レシピについてまとめましたが、参考になりましたでしょうか?今回ご紹介したレシピは、見た目も華やかでお洒落な煮物になっているので、食卓がより一層華やかになります。また、オリーブオイルの香りとトマトの酸味のさっぱりさが合わさって食べやすく仕上がっています。また、夏場にもピッタリなので、冷蔵庫で冷やして食べるのもおすすめです。今回この記事を読んで興味を持った方はぜひ一度試して見て下さい。
サワラは「春の魚」(「鰆」)と書きます。まさに春にぴったりの魚ですね。
春に産卵のため沿岸に寄るので人目に付きやすいことからついた名前です。
今回はそんなサワラについて解説するとともに、サワラを使ったレシピについて紹介いたします。
サワラはサバの仲間で、真サバ同様に良質のたんぱく質やビタミンB群やDを多く含んでいます。
ビタミンDはカルシウムの吸収を促進する効果があり、骨の健康維持には欠かせません。
またEPAやDHAも豊富で血栓の予防やガンの抑制効果などのはたらきがあると言われています。
サワラはブリのような出世魚で50cm程度のサゴチ(関西では「サゴシ」とも)からヤナギ、サワラと大きくなっていきます。
非常に大きな魚で体長は1mを超えるものも多いため、当然お店でも切り身で売られているのですが、選ぶ時には皮に注目してください。
斑点が鮮やかで川の表面がみずみずしいものを選ぶようにしましょう。
もしお店で触れるようなら、触ってみて弾力感があれば新鮮な証拠です。
とても淡白でくせがないのが特長です。
照り焼きや西京焼などによく利用されているのはそのためですね。
見た目や特長から白身魚と思っている方も多いようですが、実は成分から見ると赤身魚に分類されます。
身は水分が多く、サバが65%程度なのに比べて70%と、肉質は軟らかく身割れしやすいので煮物にはあまり向いていないと言われています。
サワラは脂肪が14~16%に達しており、とても濃厚な食感を味わう事ができると言われています。
サワラを焼き物に使う際は水分をしっかり取ることがポイントです。
塩をふったら15分ほどおいてからキッチンペーパーでくるんでよく水分を吸収してあげると良いでしょう。
保存する場合には味噌につけ込んでおけば冷凍保存もできるので便利です。
それではサワラを使ったレシピを紹介します。
(材料)
・サワラの切り身
・ブロッコリー
・万能ねぎ
・酒
・塩、こしょう
・片栗粉
・マヨネーズ
・からし
・サラダ油
(作り方)
1 サワラは1.5cm角に切り、ボウルに入れ塩こしょう、酒を振ってまぜ、片栗粉をまぶします。
2 万能ねぎは小口切りにします。
3 ブロッコリーは小房にわけてから鍋で色よくゆでます。
4 マヨネーズとからしをまぜておきます。
5 フライパンを熱して少量の油をひき、鰆に強火で焼き色を付けます。この時に、サワラの身を崩さないように注意。
6 ブロッコリー、からしマヨネーズを加え弱火でざっくりと炒めます。
7 火を止め、万能ねぎを加えます。
(材料)
・サワラの切り身
・レタス
・しめじ
・にんじん
・ゆず(またはレモン)
・大根おろし
・ポン酢
(作り方)
1 サワラは塩と酒をふって15分程置いた後、キッチンペーパーでくるんでよく水気を取ります。
2 しめじはいしづきを取って小房にわけ、にんじんは薄切りにします。
3 中華せいろにレタスを一枚置いてその上にサワラ乗せます。サワラの横にしめじとにんじんを並べます。
4 蒸気が上がった鍋の上に中華せいろに置き、スライスしたゆずをサワラの上に乗せてふたをし8分ほど蒸します。
5 大根おろしを添えたポン酢でいただきます。